頭金ゼロでも、物件の1割くらいの現金は必要
老後の住まい探し・住宅ローン編。
住宅ローンを組む場合、必要になるのが頭金(あたまきん)だ。
頭金というのは、分割払いでモノを買う際に、最初に支払う現金のことだが、住宅を買う際には頭金を入れて、残りの代金を住宅ローンで賄うことになる。
たとえば3,000万円の家を買う場合、頭金が1,000万円あれば、住宅ローンで2,000万円借り入れて買い、毎月数万円ずつ返済すると言うイメージだ。
昔は、頭金は最低でも購入金額の2割は必要で、住宅ローンも購入価格の8割までしか貸してもらえなかった。
しかし近年は初期費用(といってもかなりの金額だが)を支払えば、頭金ゼロでも住宅ローンを組むことができるらしい。
バブル崩壊で、土地値上がり神話が崩れ、不動産価格が20年にわたって下がり続けたため、不動産を売るために頭金ゼロでも、住宅ローンを組めるようにしたと言うことかもね。
因みに初期費用とは、不動産取得に関わる様々な登録費や、固定資産税・不動産取得税などの税金、引っ越しなどの費用を含めた額だ。
新築物件なら、物件価格の3~7%、中古物件の場合は仲介手数料が上乗せされて、物件価格の6~10%程度の金額になるという。
つまり頭金ゼロでも、2,000万円の物件を買ったら、最初にまず200万円くらいは必要になるってことだね。
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頭金ゼロでも必要な「諸費用」とは?
頭金ゼロでも、不動産を買うことができる。
頭金は物件価格の2割以上必要!とされていたのは過去の話で、現在は物件価格の100%を住宅ローンで借り入れることだって可能だ。
ところが物件価格分はローンで借りられるが、物件取得・引き渡し時にかかる費用は、住宅ローンに含めることができない。
物件取得時に必要な費用には様々なモノがあるが、契約書に貼る「印紙税」や役所に書類を提出する「登記料」。
税務署に納める「固定資産税」や「不動産取得税」。
火災保険や地震保険などの「保険料」や、ローンを組む場合の「融資手数料」「保証料」「団信保険料」。
これらの金額を合計すると、新築物件なら物件価格の3~7%くらいになり、中古物件の場合は仲介手数料が上乗せされて、物件価格の6~10%程度の金額になるという。
さらに「引っ越し費用」や「インテリアや電化製品の買い換え費用」なども必要。
だから頭金無しでも、購入物件の1割以上の費用、つまり100~200万円くらいの現金は必要なのだ。