老後の住まい探し 住みやすい間取りとは記事一覧

老後の住まい探し。プランニング編。住宅を買うにしても家を建てるにしても、住みやすさを決めるのは間取りなどのプランニングだ。たとえ35坪ほどの狭い敷地であっても、住みやすい間取りなら何の支障も無い。逆に100坪以上ある広い敷地でも、間取りが悪ければ維持費ばかりかかって、非常に住み心地の悪い住宅になってしまう。では、間取りが良いとか悪いとかは、一体何で決まるのか?まず最初のポイントは、日当たりと風の流...

ダイレクト・ゲインとは、直射日光による蓄熱のことだ。日当たりの良い部屋はポカポカと暖かいが、それをうまく利用して、家全体を暖める。たとえば日当たりの良い場所に、コンクリートや大理石などを配することによって、日光から得られる熱を蓄える。あるいは日の良く当たる窓の内側に、レースのカーテンなどを吊ったりして熱を効率的に室内に取り込む。こういう風に、太陽光をうまく使った住宅のことを、「パッシブソーラーハウ...

吹き抜けとは、2階建て以上の建物で、上の階と下の階の境目に床を設けず、空間を縦につなげている部分だ。吹き抜けは窓を広く取れるので、開放感があるが、いろいろ問題があるという。まず吹き抜けは、風の通り道になりやすいので、下の階が寒くなりやすい。南側に作った吹き抜けは上昇気流を起こし、上の階に暖かい風が流れていく。吹き抜けを南側に作ると空気が暖まりやすく、暖まった空気は軽くなって上の階に上がるのだ。上の...

老後の家探し、間取り編。家を買う時はどうしても、広々した設備に目が行ってしまう。広い玄関、大きな吹き抜けや階段、広いリビングや広いキッチンなどなど。こういったモノは広々として開放感があるが、実際に住み始めてみると、いろいろと問題も多い。たとえば広い玄関が北向きにあったら寒い。広い吹き抜けや階段も北側に面していたら、冷たい空気が降りてくる通路になってしまう。広いリビングも、全体に日当たりが良くないと...

老後の住まい、台所選び。使いやすいキッチンの高さは、肘の高さを基準に決めると良いという。肘の高さから7センチから10センチくらい低い高さが、食材を切ったりするのにちょうど良いらしい。人間の身体は、肘を脇に近いところに置くと、力を有効に使えるようになっているので、空手の型のように、肘をまっすぐ背後に引き、包丁の重さをうまく使うと切りやすくなるってことか。また身長別に腰への負担を調べた研究では、身長の...

老後の住まい、台所編。使いやすい台所には色々条件がある。まず調理台の高さは高めの方が楽で、低い調理台では腰を曲げねばならず、腰を曲げたまま包丁を使おうとすると、腰への負担が大きくて辛い。築年数が古い住宅は、キッチン台がかなり低くて、使いにくいのはそのせいだ。台所仕事がしやすいキッチンの高さは、肘が7~11センチくらい上に来るような高さだ。肘とキッチンの間に、握り拳がタテに2個程度入るくらいだね。こ...

老後のための住まい選び。台所や洗面所などの水回りで忘れがちなのが床の材質だ。台所や洗面所は水を扱う場所だから、畳や絨毯などはもちろん敷かれず、フローリング(板張り)になっていることが多い。ところがフローリングというのは、断熱性能が低くて冷たいし、弾力性も遮音性も低いので、足腰に悪く音もうるさいのだ。そのため近年、人気が出てきた床材が、水に強いコルクタイルやコルクフローリングだ。コルクというのはワイ...

北東角と南西角は鬼門と裏鬼門と呼ばれ、土地や家を選ぶ際に気にされる。鬼門の方角は、鬼がやってくる方向で、玄関や門、風呂やトイレなどを配置すると、家族に災いがあると言い伝えられているからだ。さらに土地や家屋に出っ張りやへこみがあると、張り相とか欠け相と言って、凶相なんだとか。ところが鬼門や家相について調べていくと、由来や解釈がテンでバラバラなので、何を信用すれば良いのかさっぱり分からない。鬼門は気に...

老後の住まい探し、鬼門の話。鬼門とは、土地や建物の中心から、北東の方角のことであり、邪気が入ってくる方向とされる。邪気というのは風や湿気や臭いなど、健康に悪いモノの総称で、人を不快にさせる原因だと思えば良い。建物の鬼門の方角には、日が当たりにくかったり、北風も当たらないから、陰気で湿気やすく、こういうところを玄関や門にしたり、台所や洗面所・風呂場にすると、カビが生えたりモノが腐ったりして邪気の発生...